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品質方針・品質目標設定時の重要ポイント

ISO9001の審査登録をおこなう場合、企業は明確な品質方針・品質目標を掲げることを要求されます。

品質方針(Quality Policy)とは、企業の方向性を示すものですから、品質方針には、その企業の「心意気」を顧客に訴えかける要素を含まれていなければなりません。

したがって、品質方針は、多くの場合、顧客の立場に立ち、その要求に応えられるように設定されます。

それに対し品質目標(Quality Objective/ Quality Target)とは、製品やサービスが比較的短く設定された期間に達成するべき成果を数値で示したものです。

品質目標を設定する際に注意すべき点は、企業の品質方針に沿っっているか、現状で達成することが可能かどうか、パートや派遣・アルバイトも含めた企業に関わる全ての人間が十分理解し、取り組むことが可能かどうかということになるでしょう。
また、顧客の理解や満足を得られるかどうかも考慮に入れなければなりません。
例えば、不良品を全体の何%までに留めるかという点も、大切な品質目標の一つになるわけです。

設定した品質方針・品質目標を明確にするには、品質方針が企業の実績に合致しているか、形骸化していないか、企業のトップは品質方針を理解し率先して実施しているか、組織全体に根付いているかなど、いくつものポイントを再確認をすることが必要です。

品質目標についての再確認事項の例としては、品質目標が企業の経営にとってプラスにつながるか、定期的に見直しがされているか、無理なく達成確認が可能な数字に設定されているか、達成するための具体的な実行計画が練られているか、といった点が挙げられます。

もちろん、品質目標の達成度が重要な確認事項であることは言うまでもありません。
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